花粉症について
花粉症の対策は万全ですか?
花粉症は日本人の4人に1人がかかっている症状で、一度発症すると治りにくいため今後も患者数は増えていくと言われています。今まで花粉症にかかっていないから大丈夫という方も油断大敵です。花粉症は、ある時突然発症し、一度発症してしまうとその後は毎年症状が出ることも珍しくありません。
この現代病ともいえる花粉症にどのように付き合っていけば良いのか、予防から治療まで解説していきます。
止まらない鼻水やくしゃみで、家事や仕事もままならない状態に
花粉症の症状が現れると、止まらない鼻水や鼻づまり・くしゃみ、目のかゆみや充血などによって、普段何気なく過ごしていた日常生活に大きな影響が出てしまいます。花粉や症状に敏感になり、家事や仕事に集中できなかったり、マスクやティッシュが手放せません。症状を気にして外出を控える方もいるでしょう。
その他、花粉症による影響は測り知れません。
- 天気予報の花粉の飛散情報に一喜一憂する
- 鼻を強くかみすぎる(中耳炎や鼓膜が破れる場合もあります)
- 念入りに洗髪や洗顔をしてかえって肌を弱める
- 寝付きが悪くなり、睡眠不足になる
効果・負担額の両面で処方薬の方がメリットが多い
花粉症の治療を市販薬で済ませてしまう方も多いと思います。
たしかに処方薬の場合、医療機関に受診する必要がありますので、手間をかけたくない、なかなか時間が確保できない方にとって市販薬は大きな味方です。
ですが、処方薬の方が医師が一人ひとりの患者さんを診察の上でお薬をお出ししますので、お悩みの症状に対して的確に治療できるのは間違いありません。また、負担する費用の面でも、実は処方薬の方が市販薬に比べて少なくてすみます。
お薬の効果や負担額の両面で処方薬の方がメリットがありますので、できれば例年市販薬ですませている方にも今年は処方薬での花粉症対策をおすすめします。
日常における花粉症対策
シーズン中は花粉がつきにくい服装を
花粉症は花粉を吸い込まないことが何よりも大切です。
毛織物などの表面に花粉が付きやすい服装はさけて、帰宅時に衣服や髪についた花粉を払い落としましょう。
マスクを付けることで吸いこむ花粉の量を半分以下に
マスクを付けることで、くしゃみの回数は減らすことができます。
花粉専用マスクを使用すれば、吸い込む花粉量を減らすことはできますが、さらに細かい花粉を予防するためにマスクの内側に湿らせたガーゼを重ねると良いでしょう。
目のかゆみにはメガネが有効
最近では花粉症対策のメガネも登場しております。
何より花粉ができるだけ身体につかないようにすることが重要です。
うがいには花粉を洗い流す効果あり
花粉のシーズンにのどがイガイガすることはありませんか?
鼻から吸い込んだ花粉は、鼻粘膜の線毛の働きでのどに運ばれていくので、帰宅時の習慣の1つとしてうがいを行い、のどの奥の花粉を洗い流しましょう。